分別
心配してたけど、何とか行って来られた。
「分別があるのはいいことですか?」と私が差されてちょっとドキドキ。少し戸惑って首を振ったら「そうですね」と言ってもらえてホッとした。私は、「無学」というのを一番覚えてて。でも、よかった。
とっても楽しい講義です。
でも、ここの所体調不良だったから、けっこう涼しくてよかったけど、くたくたになった。
先生はニュージーランドに行って来られたそうだ。最低気温が5度で、最高気温が15度くらいだったけど、暑かった日本が涼しくなっててちょっと驚かれたかな。
とても気さくで威張ったところなど全然なく、すごく優しい方だと思う。勉強がお好きなんだな、と思えた。「欲はないといけないですが、ありすぎると煩悩になります」と本当にその通りなことを教えて頂ける。いつもにこにこ笑っておられて威圧感がなく、凄い知能なのに、東奔西走、大変だ。
高校はバレー部でセッターだったそう。頷けるな、と思って思わず「セッター!」と言ってしまったら、「そう突っ込まないで」と笑っておられた☆セッターは、だって、司令塔だもんな。スポーツもすごくできる方だ。
こんな風に、覚王山の日泰寺の事に出くわすとは思ってなかった。ずっと頭にあるから。
父は覚王山で生まれて祖父が死ぬまで幸せだった。
祖父は面白い人で、覚王山のとあるところを父を連れて散歩しててあんまりススキが生い茂ってるので「ちょっとここをきれいにしてやろう」と火をつけたんだそうだ。そしたらたちまちのうちに火が広がって父と一緒に懸命に消してた。そしたら、通りかかった人がいて一緒に消してくれた。火が消えたところでその人が「それにしても、どうしてこんなところに火がついたんでしょう」と言った。祖父は、あっけらかんと「ちょっと私がマッチを擦りまして」と言った。その人は呆れていたみたい。放火になっちゃうよな。。。☆いや、理由はどうでも「放火」だけど。
紅茶とビスケットが大好きで、子煩悩な祖父だったそうだ。父には記憶があってよかった。「面白い人だったぞ」とよく言っていた。祖父が亡くなって父たち兄弟の運命は一気に暗転した。祖父が生きててくれたら・・・。ウチの男性達は、ついてないと思う。
兄が行くつもりだったと思うけど、私が行かないと、と思う。
少し休んで、今までの教えて頂いてことをここに書いておこうと思う。
昨日の蛾の写真は、そういうわけで入力できませんでした。
ロクマンのラジオ、崎ちゃんは事リズムに関しては天才だと思った。
嬉しきは旅して来られし夏の果
八月の涼しき日なり縁かな
秋蝶の飛ぶ如く見ゆわが師匠
テキストの蓮の花優し真心や
真の意を教え給える涼し人
流れ星早々と去るな願う夜
分別はなきまま行かん秋の蝉
物の葉や遊ぶ蜆は涼しくてみな哀れなり風に逸れゆく(北原白秋)