迎え火を焚いた
あんまり暑かったので、暑い暑いと言っている内にお盆になった。
ヒバクシャ国際署名に署名してきた。サンデーモーニングで、コメンテーターの人が教えて下さったので、よかったです。
ルネが迎え火を焚いて戻ってきたら、そばに座ってじっと見ていた。
夕焼けは7月28日、台風の前日の夕暮れ、虹が立ったけど暗くてどこか不穏だった。
不穏なり野分の前の淡き虹
門火焚く祖父父母兄が帰る日よ
流れ星数えられる夜空や澄め
兄逝きて一人児となれり梅雨かなた
走馬灯思い出きらきら過ぎ行きぬ
盆踊りうた遠く聴く安らいで
もう二度と輪に入ることなし盆踊り
母作り給いし浴衣夏遠き
魂祭言うはかなしき空ひかる
稲妻を父と見惚れし遠き際
ヤブヤンマオオルリボシ見えず夏の果
遠雷のけだるく響く影もなく
遠雷やなぜそう鳴るや誰かなし
宇宙軍こっぱ微塵や流れ星
宇宙軍いのち在る星滅ぼすか
緑なる石に見惚れし夏の果