盆踊り
今日は、朝方涼しかったので窓をあけておいたら、もぐらが入って来てたみたい。夕方ルネがそれを見つけてもぐらが悲鳴を上げ、私にわかった。何とかルネを追っ払い。もぐらは助かった。もぐらはとってもかわいい。どうしてあんなに可愛いもぐらが土の中にいるんだろう。すごく可愛い。怖かっただろうな。
よねは、ちょっとルネより鈍いのか・・・☆見つけられないみたいだったのでかえってよかった。
昨日は、車でちょっと行った所で隣町の花火を見た。
今日は行くつもりなかったけど、ここの町の夏祭りを見に行った。昔みたいな飾り付けも夜店もなかった。ああ、子供もボランティアの人達も、いなくなったんだなぁ、と実感。
でも、盆踊りはみんな楽しそう。外国の人も見に来てて、何だか日本もここまで国際化してきたんだ、と思えた。
もぐらを助けてすぐあとに、しのちゃんがまた遊びに来てくれた。もう、オーストラリアへ帰ったと思ってたけど、もう少しいられるみたい。
何だか、今年は、お盆らしい?お盆だった。
この町の盆踊り歌?もあってびっくりだった。踊りもヘナヘナしてて可愛かった。
金魚掬いがあると思って行ったけどなかったのは残念。かき氷だけ。あとお酒は売ってた☆父が中学の時に現金が持って帰れなかったので、?違うかな。。。シンガポールのお土産に買ってきてくれた翡翠をしていった。いつも、家ではお守り代わりにしてるけど。
雨の中、送り火を焚いた。きゅうりは大きいのがなかったので、ナスで馬を作った。お土産の「塩」「味噌」「山椒」は豆の葉がなかったから、和紙で包んだ。写真を撮ったけど、また、明日。
消えゆける町なれど盆の踊りあり
小さき輪それでも愉し盆踊り
雨なれど踊り子平気楽しけり
遠き日に父買い給う吾の翡翠
さようなら賑やかなの外の盆の灯や
早々と過ぎしはかなき魂祭
花火
赤青緑闇を染め抜く花火かな
ただぼーと花火に染まるありがたき
もういない誰かと話す花火かな
花火見る場を探しあぐぬお年寄り
魂祭ともに住みたしお年寄り
わだつみに彷徨うわれら夏の果
ほか恋いぬ自由狭まる盆の夜
ヤマトシジミ
ウスバシロチョウまでは順調に撮れたけど、それから・・・そうだ。アオバセセリも撮れましたが、そこから今年はおかしかった。ベニシジミはいるものの、シジミチョウがなかなかいない。一度ツバメシジミをウスバを撮った頃見つけて、今年はヤマトシジミの羽表のきれいなのを撮りたい、と思ったけど・・・ああ、今日まで観ることもできなかった。ヤマトシジミ、オス、と思う。
海外ニュース、アメリカで農薬が一杯の所で働いてた方が悪性リンパ腫になられ、裁判で勝訴された、というのを観てハッとした。母も、農薬でやられたのかもしれなかった。兄と私を父母共、時間を惜しみ働き学校に行かせてくれた。母の額に汗ならぬ「塩」の吹いていたのが忘れられない。きっと、病気は農薬のせい。体の頑健な人だったから、もっと生きられたはず、と思ったらすごく残念だった。「ありがとう」と亡くなる前、死ぬのがわかってたみたいに会う人毎に言っていた。「楽しかったねぇ」と言ったら「楽しかったなぁ、楽しかった」と。私は何もできなかったけど、一日でいいから母より生きないと、と思っていた。兄だけでなく私まで、となったらあんまり可哀想。父を渾身の力で見送った母。すぐに兄まで逝ってしまった。「明日の夜は飲み会だ」と書いてたけどその「明日」の来なかった兄。朝霧の中自転車で遠くへ去っていく姿が心に浮かぶ。官僚だった兄。今生きてたら何と言うだろう。あと、仕事のことは私たちにはわからなかったから言わなかったけど、あんなに本省へ戻りたがっていた訳がようやくわかった今年だった。政治家とぶつかったのでもう進路は絶たれたと伴侶は言っていた。伴侶は「ノンキャリ」だが役人だったので、正しかったのかもしれない。でも兄はまだ信じていたフシがある。ただ、もしか、という想いも抱いてたと思う、経済か法律の専門家になりたいとも書いていた。その方が兄には合っていた気がする。「どこから突っ込まれても今の自分は負けない自信がある」と書いていた。これからだったのに、残念でたまらない。兄は本当に無念だったと思う。「北朝鮮を含めた六か国協議が始まる。世界は前進している」これがブログ最後に書かれた言葉。こう書き残し明日を信じ早朝サイクリングに出かけたまま。
あれから母は「お前を一人にするとあかんで」と2016年まで頑張ってくれた。まだ、生きられたと思える。「朝が来た。お腹が空いた」あと、やえこさんの心配をしてたらしい。私が聞けたのはそれだけ。苦しんだ跡はなかった、と聞いた。本当だといい。知性の長けた人ではなかったけど、どこか感受性の鋭い所と優しい所、努力の人。善人だった。自分の親ながらすごいなぁ。私が亡くなる少し前キツイ事を言ったのが堪えたんじゃないか、と思われてならない。母ちゃんごめんね。感謝ばかりです。
お盆なので窓の外、夜になると灯りがいつもよりずっと多いです。
中本道代さんから詩集を頂きました。まだ文字の読み書きはできず、涼しくなったら拝読させていただきます。最初、ぶどうの香りがしてくるお作から始まっていて。ああ、秋だな、と思いました。
朝霧や自転車こぎて消えし兄
盆の夜ウオマイで遊ぶわれの猫
万緑疲れ枯れ行く気配見せ
盆の家夜のともしび御霊の灯
断ち切るはこれかと思うラベンダー
わが背に蛇入る夢や助けなく
悪夢見てめざめし夏の朝ひえる
鯉かなし干からびた沼に身を埋め
シジミ蝶ようよう現る夏の果
秋陰りシジミ羽表見せざりき
遠雷の鳴るる雲間の厳しき陽
皆おりぬ温もり感ず盆の魂
欲言えば笑い顔にて出逢いたし
踊り子の道に溢れてこその阿波
浮浪児と呼びたる人らも根浮浪児
迎え火を焚いた
あんまり暑かったので、暑い暑いと言っている内にお盆になった。
ヒバクシャ国際署名に署名してきた。サンデーモーニングで、コメンテーターの人が教えて下さったので、よかったです。
ルネが迎え火を焚いて戻ってきたら、そばに座ってじっと見ていた。
夕焼けは7月28日、台風の前日の夕暮れ、虹が立ったけど暗くてどこか不穏だった。
不穏なり野分の前の淡き虹
門火焚く祖父父母兄が帰る日よ
流れ星数えられる夜空や澄め
兄逝きて一人児となれり梅雨かなた
走馬灯思い出きらきら過ぎ行きぬ
盆踊りうた遠く聴く安らいで
もう二度と輪に入ることなし盆踊り
母作り給いし浴衣夏遠き
魂祭言うはかなしき空ひかる
稲妻を父と見惚れし遠き際
ヤブヤンマオオルリボシ見えず夏の果
遠雷のけだるく響く影もなく
遠雷やなぜそう鳴るや誰かなし
宇宙軍こっぱ微塵や流れ星
宇宙軍いのち在る星滅ぼすか
緑なる石に見惚れし夏の果
火星
火星廻るつぎは何処に吾は居るらん
もうすぐお盆(たぶん、今夜新月)
今日も暑かった。
特別何もなかった日。
八月の新月火星美しき
次はなし火星の光る夏の果
秋立つと思えばゆるむ心地あり
雄蝉や落ちいてわれに風の立つ
むし暑き遠く野分の渦想う
夏果つや火星の光惜しまるる
茜雲奪われ陰る吾の蜻蛉
思い出はネギ坊主に似た夜の花火
山の道小さき露草双子かな
秋旱
今日は割合雲が出て(秋陰)40度越えの頃よりよかった。
ワイドショー観てても安田純平さんのことや自民党の総裁選のことなどけしてやらなくなった。他局は既に、だけど、テレビ朝日の報道姿勢もどうもおかしくなった。
石破さんが今NHKのニュースで出馬表明。負け戦とわかっても出られるのは偉いし、是非頑張って欲しい。論戦が出来る人だからいいと思う。願いは叶うかなぁ。安倍首相はもう十分やったんだから辞めて欲しい。就職率が上がったのは、単に団塊の世代が年取って仕事辞めて行ってるから。安倍さんのお蔭じゃない。
日銀も相変わらず怖いやり方してる。
大木潤子さん、北篠裕子さん、和田まさ子さんから詩集を頂いている。今は息するのがやっと、と言う体たらく。またもう少し凌ぎやすくなったら拝読したいと思う。
大木潤子さんのぽつぽつとした、雪の降るような、何か見えるのに何かわからず目をこらすような、時々ハッとする鮮烈な語彙の並び。生きることの神秘が格調高い詩行の配列でつぶやかれてる感じ。はかなく怖く綺麗。まだ、完読できたとは言えないけれど。
私はとても今は書けない。下手な俳句をそれでも季語など調べながら作るともなく作っている。できることを頑張ろうと思う。
盆踊りの練習が始まった。
もうお盆。みんな帰って来いよーーーーです。
疑いて探しあぐねしきりぎりす
踊り子や火星かがやく夜に舞う
鬼灯の囲む家あり人気絶え
八月や沢に手浸しと歩みゆく
鳥啼かぬ薄暗き森に秋暑し
ちりぢりに焼けて愛しき夏の草
流れ星汝の行く道は涼しいか
寝入れるか不安過ぎれる夏の果
水海月水になりゆくあの日々か
秋旱 わずかな水に鯉静か
秋陰り今宵は火星遠ざかる