寄り添いて
今日は、とても冷たい日だった。テレビで1日冬将軍がやって来た、と言っていた。夕べ遅く風が出てきたと思ったけど、大抵朝にはおさまつている。でも今日は、朝まで風があった。でも
池の水が澄んできれい。鯉二匹にピンズポツトが当たっているみたいだった。どうしてあそこはあんな風に少し深くなっているんだろう。でもあそこがあってよかった。あんなに水が引いてしまってあそこがなかったら、鯉も越冬しにくかったと思う。
今日は、小鳥の気配がまったくなかった。どうしてだろう。こんな冬も珍しい。閑散として小鳥の気配がないっていうだけで、別世界に入り込んだみたいだった。
異世界や生き物消えた冬の森
寄り添いて光り清けし冬の鯉
スポットが当たりし池の鯉二匹
冬の日に小鳥一羽も見えざりき
静けさの満ち冬さえずりさえ消えて
冬枯れの木々も待つなり小鳥らを
冬陽射し明るきも寂し音消えて
ねうねうも我が家なり冬の吾の住処