桜色
昨日、近所の料理屋さんが、世界で五位と書いたけど、十位の間違いだった。まぁそれにしても、すごいに越したことはない。
いつの間にやら、すごいことになっていたんだな。
森の中の昔貯水地になっていた池の水が、少し溜まると、抜かれるようになったんだけど、錦鯉と真っ白い鯉がいて、いつもどうしているか気になる。
今日は、少したまったところに二ついるのが見えた。遠いのでなかなか写真は難しいけど撮ってみた。分からないだろうな。分からないね。でも、水が澄んできたのはわかるかな。
鯉二つ冷たき池に寄りており
少しでも深みを選ぶ鯉哀れ
鯉二つ放ちし人はいま何処
寒き日に桜色の石届きたり
蓋開けて純白の光雪のごと
木枯しにふいに怯える心地あり
いのちかな寒椿の赤眩しけり
先思う心怖れて冬歩む
地の中で育ちし神秘冬の石
悠久を想わせ冬に来し石よ