かもしか
今日は、散歩にいって、また、かもしかが木の皮を食べてるのを発見。食べ物がなくなっているんだな、とおもつた。
木の葉っぱはなくなっていて、里に近い森ヘ降りて来ている。木も可哀想だけど、かもしかも可哀想。植林の木の葉を食べないといいけど。
駆除になんかなったら可哀想だ。かもしかは、大好きな私です。
何を考えているのか、人間をじっと見ている。大分前だけど生まれて一年も経たない子供のかもしかを見た。まだ人間を警戒することもしないあどけなさは、かえって可愛さを増して痛ましいようだつた。クロちゃんと名前をつけたけど、まだ生きていてくれるといいな。時々気配がする。くクロちゃんだと思っている。
羚羊の木の皮食べる冬哀れ
暗き日の寒さに強きわれの猫
時雨なり黒き雲来て音響く
寒さ凪げど心暗きまま時過ぎぬ
時雨見いるあまりに低き雲迫り
木々育ち鳥好む木の実見えざりし
冬小鳥青きは今年も撮られぬか
羚羊の里ヘ降り来ぬ冬なれば
雪に一つ身を縮めいし子の獣